限界集落  再生への道

限界集落の今後のあり方を提言します

リフレッシュ産業

 前回の⑥リフレッシュ産業について、掘り下げます。

村の産業 - 限界集落 再生組合

 現代社会は、激しい競争社会、スピード社会です。

そのため、人々は心のゆとりを失っています。

大人も子供も時間が足りません。いつも動いています。

限界集落には、自然は豊富にあります。

また、時間がゆっくり流れています。

それは交通手段が限られているからです。

車や電車がほとんどありません。広い直線道路もほとんどありません。

急いでも、効率的には移動できません。

この不便さが、逆に生活の時間の流れを緩めています。

その反対にあるのは、東京都心です。

東京の山手線近くに住めば、生活は便利です。

が、日本で一番早く時間が流れる場所です。

 

また田舎は娯楽産業が少なく、サービス業の娯楽は期待できません。

悪く言えば、田舎は退屈な場所です。

良く言えば、時間がゆっくり流れる場所です。

 

心をペースダウンする喜びや体験を限界集落で作れば、

スピード社会に生きる人は新しい気づきが得られます。

その気づきが、人生の時間感覚を考え直すキッカケになります。

 

リフレッシュ産業とは、もう一度原始の人間に立ち戻る機会を提供する産業です。

ただし、自給自足体験サービスではありません。